サニーサイドインターナショナルスクールにおいては、
「ICT(Information and Communication Technology)」を使った教育に
積極的に取り組んでいます。
ICT教育
従来型の教育では、長らく紙と鉛筆を使う事が標準でしたが、時代の変化と共に、情報通信技術は私たちの日常生活に入り込んできています。手書きを使う学びを否定するものではまったくありませんが、同時にそれだけにこだわらず、新しい学び方をどんどん取り入れていく事は、子ども達にとっても「学校では常に新しい何を学べる場所」であり続けるために大切だと考えています。
ICTにより広がる学びのリソース
今日ICTで出来ることは実に多くあります。探究を進めていく上において知りたい事がある時、インターネットは無限の知識のリソースです。地球の裏側とリアルタイムでコミュニケーションも取れる時代になりました。(ひと昔前を思えば、信じられない技術の進歩です)
自分の学びを発表するプレゼンテーションスライドを作ることも出来ますし、手書きのポスターでは表現できないことも、ICTを使えば出来たりします。
小学部では英語のリーディングを上達させる為にRaz Kidsというデジタル教材を利用し、個人がアカウントをもってそれぞれのペースでレベルを上げていくことができます。利用の方法、使用するアプリもどんどん新しいものが生まれていますが、それらICTについても積極活用する中で、学びの可能性を広げていきたいと考えています。
ICTを利用してよりクリエイティブに
今の時代を生きる子ども達は、私たち大人とは根本的に感覚のことなる「デジタルネイティブ」です。小さな頃からスマートフォンやタブレットに触り、YouTubeを見ながら育っています。つまり大抵の子どもにとってICTデバイスは極めて身近なものであるのですから、あえてそれを学びに利用しない手はありません。
ICTは時に子ども達の創造性を刺激し、日本にいながら広い世界へとつなげてくれます。ありとあらゆるICTの可能性をどうやって学びに活かすかはもはや教師があれこれ教える事ではなく、生徒自身が楽しみながらみつけていくことでしょう。時に話す事があまり得意でない子が、ICTを使わせると驚くような表現力をみせてくれたりします。そのような個性の表現という観点においてもICTは魅力的です。
インターネットリテラシーの教育
子ども達のデジタルデバイス利用については、「不適切だ」「中毒性がある」「危険だ」と否定的に考える大人もいます。考え方はそれぞれですが、そうであれば、正しい使い方を教えるべきです。
近年においては、特にSNSの急速な普及により、インターネットリテラシーなるものが話題になっています。いわゆる「ネット社会の規範」というものでしょうか。匿名性がある情報の扱いに潜む危険、無責任なつぶやきが他人を傷つけてしまうことなど、利便性の裏側にある様々なことがらを教えていくのも、これからの学校教育に求められている事です。
大学生では最近、アカデミックオネスティー(Academic Honesty)なるものが話題になります。例えば、ネット上に出ている記事などを自分の論文などに勝手にコピー&ペーストをしたりすることについて、それがいけないことだというのを知らない学生がたくさんいるのです。
特にインターネットは国境を超えたサービスであるため、国ごとの法律のような、いわゆる「規制」が殆どありません。その分、利用するものはしっかりとモラルをもって扱う事が求められますので、本校の生徒には高い模範意識をもったICTユーザーになってほしいと願っています。
保護者とのコミュニケーションにもICTを利用
保護者の方にも、Class Dojoというコミニュケーションアプリを使ってもらい、子どもの成長記録、学びの記録などを画像や動画で振り返るなどしています。視覚的に子ども達の姿を共有する事で、よりわかりやすく子ども達の成長をみることが出来ます。全園児・児童にGoogle Accountとメールアドレスを付与し、様々な方法で、気楽に担任などと連絡をとっていただける環境を整えています。