Sunnyside
Official Blog

「サニーサイドインターナショナルスクール」の
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横浜ワークショップ

土曜日から今日までの3日間、うちの外国人の先生7名は横浜インターナショナルスクールで開催されたリージョナルワークショップに参加しました。僕は遅れての合流となりましたが、今日は最終日ということで、中華街で最後みんなで食事をして今帰りの新幹線に乗っています。
3日間のワークショップは、朝の8時から夕方16:30までびっちりと研修を受けます。やりがいのある内容であると共に、3日間集中するのは相当疲れることを知っているので、せめて食事くらいは食べさせてやりたいと思い、横浜にやってきました。
どのワークショップにも顔を出すサニーサイドはいつしかこのIBコミュニティーで知られる存在になっているようで、色々な人が声をかけてきたと話を聞きました。
 特に来て間もない、シンデル、リザ、イーフィーは”とてもeye
openingな経験をした”と興奮気味に話をしてくれて、出した甲斐があったと嬉しく思いました。
確かに認定校への道は間近ですが、それらは単なる通過点に過ぎず、より良い学校、より良い教育を目指す道はずっと続いていきます。むしろ、認定校になってからの方が真価が問われるというものだと思います。
 人材育成は時間もお金もかかりますが、これだけは継続的にコツコツ続けないといけないと思っています。
 それにしてもやっと家に帰ることが出来そうです。長い一週間でした。
PS 知り合いの紹介で山東というお店を予約して行ったのですが、大変な行列に驚きました。注文は一度すると店が忙しいために、追加注文が出来ないルールになっているそうですが、そこはイーフィーが中国語で交渉して対応してもらうことが出来ました。なかなか頼もしい職員です。

blog-img激混みのお店です。予約していなかったら永遠に席につけない感じでした。

2015/09/21

世界がざわついています

ニュージーからの帰りの飛行機の中におります。滞在3日間の間にフィティアンガ⇄オークランドを2往復するという無茶な行程で、すっかりくたびれ果てましたが、かといってこの昼間の10時間フライトをずっと寝ていられるわけでもありません。
 IB関係の色々なドキュメントを日本人職員用に翻訳したり、溜まっているEメールの返信を書いたり、空の上の時間は他にすることがない分、良いのですが、GoogleAppsの場合はオンラインでないと使いたいファイルにアクセスできないので不便を感じたりします。
今年の12月から、ANAの羽田ーシドニー便が就航されるそうですが、ここ数年、オセアニア地方は日本の航空会社からかなり見放されていて、かろうじてJALがシドニー便を飛ばしていましたが、それも型落ちした機材で、いかにオセアニアマーケットが軽く見られていたかがわかります。
しかしこの度ANAがJALに対抗する形でシドニー便を就航し、しかも最新鋭の機材を投入するということで、当然JALも新しい機材にするなど、今後オセアニアも盛り上がってくるのだろうと思われます。
残念なことにニュージーランドは、かつてJALが飛んでいましたが、今現在、日本の航空会社の乗り入れはなく、願わくばこのままの勢いで近い将来オークランドへの直行便が就航されることを望むばかりです。
ちなみに、最新鋭のANAはどういう機能がついているかというと、一部ニュースなどがライブ配信になるほか、雑誌などをシート画面で電子書籍として見ることが出来たり、機内でも30ドル位払うとネットがつながるようになるという話です。
先日出会った東京の社長さんがそうでしたが「海外旅行は行きたいけど、ネットがつながらない場所にいくと不安で死んでしまう」という方には朗報ですね。僕はどちらでもいいですが。つながりたくなければつながなればいいだけの話ですから。
出発前、朝からニュージーランド人の知り合いから電話がかかってきたり、メールがきたり・・・「Congratulations!」・・・は?・・・何のこと?・・・そう、ラグビーの日本代表チームがワールドカップで優勝候補の南アフリカをまさかの逆転勝ちで下すという大番狂わせがあったからです。
ご存知の通り、ニュージーランドといえば、ALL BLACKSを有する世界トップクラスのラグビー王国、いや、むしろラグビー以外には強いスポーツはないという小国ですので、みんなラグビーの話題には超敏感なんです。
 4年後の2019年にはいよいよ日本で開催されるラグビーのワールドカップ、実は、どうにかしてALL BLACKSのキャンプ地を岐阜県に持ってくることができないか、密かに画策しています。まずはゲームの開催地が決まらなければいけませんが。東海地方では豊田スタジアムが会場に決まっているので、そこに来たら大チャンスです。
 それにしても、未だにラグビーのルールを知らない・・・僕だけじゃないと思いますが。

2015/09/20

ニュージーランドはそろそろ春

 あれやこれやのスケジュールの間隙をついて、3日間のNZ行きを断行したのはいいのですが、明らかな運動不足&加齢ということなんでしょうが、最近は身体がどんどん硬くなっているような感じで、昨日も満席の狭いシートでじっと10時間、今朝になってもあちこちが痛くて仕方ありません。

オークランドからフィティアンガまでは車で2時間半ほどかかります。夜18:30に成田を出発し、到着は朝の8時半ころですが、そこからレンタカーを借りてのこの2時間半の山道ドライブはなかなか大変です。
しかし今回は、建物がどうなっているか、7月末以来のことで、とにかく気になって、その事ばかり考えながら(BGMに松田聖子コレクションをかけて!)走ったのでお昼過ぎには現場に到着しました。
工事のお兄さんたちも笑顔で迎え入れてくれ、誇らしげに色々と説明をしてくれました。僕は建築はもちろんしろうとなので良くわからないと言えばわからないのですが、それでもペンキを塗ったあとや、ウッドデッキの作りなどをみていると随分ていねいに仕上げてあると思いました。
現在のところ、竣工予定日は10月1日、オープンを10月中旬に予定していますが、あとは、こちらの教育省の認可を受けないといけません。それらは、施設が完成し、備品や教材、各種ポリシーやマニュアルなど色々なものをすべて準備していないと建物だけでは認可がおりません。今日もこれからその為のスタッフミーティングがありますが、職員の皆さんに頑張ってもらわねば。あともう一息です。
ところで、ニュージーランドはそろそろ春です。空港からの道中、良くみかける羊や牛などがいますが、どういうわけか、子牛を多くみかけました。あまりにかわいいので車を停めて写真を撮ろうとしたのですが、やはり近づくと逃げてしまうので少し遠目の写真になってしまいました。
もともと年間を通して冬場も緑なニュージーランドですが、それでも以前はみかけなかった場所に花が咲いていたり、中には桜の木もあったりしてなかなかいいですね。
そろそろ記念すべき第一陣の御一行様の募集を始めないといけません。ぜひとも多くの皆さんに来ていただけるのを楽しみにしています。
子牛の写真!blog-img

2015/09/16

ご無沙汰してしまいました

気がつけば、忙しさにかまけてひと月以上更新しませんでした・・・もう完全に諦められていると思いますが・・・申し訳ありませんでした。
そうそう、思い出した・・・7月は終盤ニュージーランドに行っていて、職員のワークショップが東京であったのに合わせて日本へ帰ってきたら、信じられないくらいの猛暑で「な、何だこの暑さは・・・」と冬の季節から帰ってきた僕は死にそうでしたが、今ではそれも忘れてしまうくらい涼しくなりましたね。

2学期も始まり、運動会ももうすぐにやってきます。あ、そうだ。新しい先生が二人増えました。これまではミントが年中の担当とPYPコーディネーターを掛け持ちでやっていたのですが、11月末の確認訪問に向けていよいよ大詰めとなり、私としてもちゃんと本来の業務に集中してもらう必要があると思ったのと、イアンも色々な仕事を頼んでいるので、とにかくクラスの活動がどの学年も安定するよう外国人の先生がほしくて採用することにしました。

一人はイーフィー先生で、なんか発音的には「ミッフィー」みたいなんですけど、シンガポール人の女の先生、聞いたところではそもそも日本へ興味を持つきっかけになったのがASKAの”Say Yes”という曲を聞いて感動したらしく(かわいそうに、裏切られました)、今時はシンガポールの方が平均年収は日本より上ですが、それでも日本の学校で働くのが夢だと言って来てくれました。
もう一人は、リザ先生ですが、フィリピンの先生です。みなさんご存知の通り、うちの園にはすでにシンデル先生というフィリピン人の先生がいます。リザさんはシンデルの昔からの大親友ということで、シンデルの言葉を頼りに採用しました。シンデルも、リザももともとフィリピンで学校の先生をやっていた人たちで、二人とも本当に素晴らしい先生です。この間も彼女たちと話していたのですが、やはり外国における「フィリピン」の印象は、ネガティブなものが多く、自分たちの努力でそのイメージを変えたい!という強い思いがあるとのことでした。
私の親友も一人、フィリピンで仕事をしています。(事業を行っています)その彼からもいつも聞くのですが、フィリピン人は実に良く働くし、優秀な人材がたくさんいるというのです。日本人はフィリピン人をバカにしすぎていると。
今回彼女たちを採用してそれは痛感しています。本当に素晴らしいです。さらにはイーフィー始め、他の外国人もここにきて本当に素晴らしいメンツが揃っています。以前あったような、遅刻をしてくるとか、さぼるとか、やる気がないとかそんな職員は一人もいません。

これはうちがPYPに取り組んだからです。もちろんまだ候補校の段階ではありますが、真剣に教育に携わりたいと思う外国人が採用を申し込んでくるようになりました。それ以外の外国人は、そもそも自分は採用されないと思って申し込んで来なくなるのです。これが認定校ともなれば、働いた人は少なくとも「PYPスクールで○年働いた」と自分の経歴書にかけるわけですから、更に良い先生を入れることが出来るようになります。
園児が少ない所にきて、人件費をかけるのは経営的にはつらいものですが、今は手を抜いてはいけないと思っています。今だからこそ、思いを貫いて、今ご通園いただいている皆さんと良い教育を作り上げる、それがすべて次につながると信じています。
新しい先生もまた運動会でお披露目出来ると思いますが、ぜひ声をかけてやってください。今後ともよろしくお願いいたします!

2015/09/13

春雄さんとの出会い

今日は春雄さんと二人で、車で1時間半ほどのとなり町まで農具の買い出しに行きました。なぜ僕が行くのかと言えば、それは、今度オープンするオーガニックファームをこの春雄さんにお願いした張本人が僕だからです。
この先、フィティアンガに来た人はおそらく必ず春雄さんに会い、しかもおそらくお世話になるのだと思います。春雄さんは福岡県出身、もともとは市役所の職員だったということですが、退職をしたのち、有機農業従事者に華麗なる転身をし、最終的には究極の有機農業を目指してこのニュージーランドに移住した方です。
 たまたまとある集まりで出会い、いっぺんにその「春雄ワールド」に引き込まれました。
野菜作り、さらには養鶏についてもプロであり、僕はお会いするたびに色々なことを教えていただいています。1年半前、うちの職員が来た時も、色々なことをみんな教えてもらいました。
今どき、「オーガニック」という言葉は、日本でも良く聞くようになりましたが、そのうちの大半は「なんちゃってオーガニック」だといいます。そもそも日本は「オーガニック」と名乗ることについて、その基準がとても曖昧なのです。
たとえば、農薬を使っているのに「その量が比較的少ない」というだけでオーガニックと言ったり、ひどい場合は「それがうちの店のコンセプトなんです」と意味不明なことをいってごまかす人もいます。お弁当に色々入っている素材のひとつだけがオーガニックだと全部まとめてオーガニックになったり・・・
僕は性格が悪いので、デニーズに行って「キウイフレッシュ」という飲み物をみても、「これはあたかも新鮮なキウイを今ミキサーで砕いた100パーセントジュース」のふりをしているだけで、100パーセントとか、搾りたてとか、そんなことは一言も書いてないぞ、と見つけてしまうんです。
僕たちがここで春雄さんの手を借りてやろうとしているのは、正真正銘の有機農業。種もオーガニック。ビニールハウスで苗を育て、農薬は一切使わず、畑は区画をローテーションで使う。ニワトリは放し飼いをし、そのえさも、あわやひえを栽培して用意します。手間はかかるかも知れませんが、それはチャレンジする価値があります。
 別に、農薬を使った食品を食べたら体に害があるとか、そういう迷信的なものに走っているわけではありません。
ただ、今の世の中は、特に食に関してあまりに「まやかし」「うそ」が多すぎると思います。新幹線の駅のホームに売っている「やわらかかつサンド」は、豚肉ではなく、色々なものを混ぜ合わせて作った形成肉なのに、それに気づかずに「これはやわらかいトンカツだ」と思って食べている人がいる。子どもになればなるほど、そういうことがわからない。それって、じゃあそういうことでいいのかな?って最近よく思います。
だから、この農場に来た時だけは、この農場で食べるものだけは、本当に自然の力で育ったものを、嘘偽りなく提供できると思っています。身体にいいとか、そんなの、有機栽培のトマトを一度食べたからとか、一度コンビニ弁当を食べたからとかで、何も変わるものではないし、それを言い出したら現代社会で食べていくことは恐らく不可能に近いし、すごいストレスになってしまうと思います。
病は気からです。そういうことに疑心暗鬼になる必要はまったくないと思いますが、日本からはるばるニュージーランドまで来てくれた子ども達、そしてご両親に、自然の力だけで育った食物を食べて、また農業体験をしてほしいと思って、その思いを春雄さんに伝えました。
 春雄さんは、「僕はもう歳だけれど、そういう使命を与えてくれるのなら人生をかけてがんばりたい」と言ってくださいました。
そして今、そのプロジェクトを、地域の色々な人が助けて下さろうとしています。畑を耕すトラクターを貸してくれる隣人(買うと高いんです!)、春雄さんとその奥さんのために畑の横にアパートを用意して下さる人、そして「うちの土地で良ければ使ってくれ」と差し出してくれた人・・・本当に多くの人が助けて下さいます。
また、春雄さんご夫妻について、またその他、フィティアンガの楽しい仲間たちを機会があるごとにご紹介させていただきたいと思います。
 ぜひ多くの人に来ていただきたいです!

2015/07/31

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