認定校資格取得の記事を書いて以来、もう2ヶ月もさぼってしまいました・・・。すみません・・・
あれだけ認定校になる事を待っていたつもりが、実はなってからどうなるのか、何をするのかなどを考えておらず、認定の通知も予想より早くに突然届いたこともあり、とにかく右往左往したこの2ヶ月でした。
色々とお世話になった方にまずは報告やお礼にまわったり、手紙を書いたり、メールをしたり・・・改めて多くの方にお世話になったことを実感しました。
行った先々では、皆さんから「この先、小学部をどうするのか」という宿題をいただきながら、それを決断する為に、これもまた各方面にご相談をせねばならず、年明けからは、園にまともにいた日も本当に数日しかありませんでした。
そして、今日はインドから皆さんにお便りをしています。年に一度の、アジア太平洋地区国際バカロレアのカンファレンスに参加する為です。
PYPコーディネーターのミント先生も一緒です。二人とも初めてのインドで、また周りにさんざん脅されてきたものですから(とにかく水はやばい、歯磨きで口をゆすぐだけでもお腹をこわす、etc..)、ビビりまくりです。
ミント先生は、すでに途中のデリー空港で「あー、日本に帰りたい・・・」と半泣きでしたが、今朝から始まった会合ではすっかり仕事モードで、随分集中しているようです。
僕も認定校の校長として初めての参加ですが、昼食を共にしたのは、中国と、インドネシア、カザフスタンの学校の先生たちでした。他にも普段なかなか会うことの出来ない、でも、多かれ少なかれ同じ課題や悩みをもつ先生方と色々な話が出来るのはとても新鮮です。
聞いたところでは1300人位の関係者が集まっているらしいです。基調講演が午前にあってから午後は色々なテーマの分科会があります。どの先生も真剣そのもので、教育にかける強い思いが伝わってきます。
IB教育の理念は、2006年までは”Education for Life”、その後すぐに変わって、今は”Education for the better world”となっています。
ここで学んだことはまたしっかりご報告しないといけないと思っていますが、今日一番「なるほど」と感じたのは、この理念でいうbetter worldとは、もちろん、世界がより平和で素晴らしい社会になることも示していますが、同時にこの”world”というのは、子ども達ひとりひとりの「世界観、価値観」とも言えるということです。
言い換えれば、素晴らしい人生ということです。教育の目的は、ひとりひとりがそれぞれの人生を、自分の世界を彩っていくためのものです。そしてこれからの教育は、知識の暗記や、教室での学びだけではなく、いかに「現実社会につながる学びをしているか、自分のアイデアや行動が、社会に役立つのだということを成功体験として実感できる」そういう経験をさせていかなくてはいけないという話をしていました。
参加者の先生方をみていると、このアジアだけでも色々な人種がいることがわかります。民族衣装を着て参加している先生方も多くいます。昼食はインド料理でした。それぞれ言語や文化は異なりますが、結局子どもは、どこの子どもも一緒です。
その多くの子ども達ひとりひとりが、自分の”better world”を見つけられるよう、僕たち大人は何をすればいいのか、それをこういう場で語り合うことが出来るのも、このIBコミュニティーに入ることが出来たからで、改めてその喜びを感じています。
それに、こんな機会でもなければあえてインドには来ないと思いますし・・・(笑)
うちの先生達も連れてきてやりたかったと思いますし、今までは割と先進国しか訪問していないので、今度はこういうアジアの学校も見学にいかないとと思っているところです。
最後に・・・やっぱり英語は大事です。僕はたまたま英語を学んだことでこういう場に来ても、色々と講演を聞いたり、他の先生とコミュニケーションをとったり出来ますが、英語が出来なければそれらはすべて出来ないわけで・・・ですので、子ども達にはしっかりと英語力身につけさせたいですね。
また何かおもしろエピソードがあれば、続編をお送りします。