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本年もお世話になりました

あまりに段取りが悪く、あと3時間足らずで年が明けるというのに、まだひとりパソコンにむかっております。
 大晦日のスタバも、さすがにこの時間帯は他に本を読んでいる女性のお客さんがひとりいらっしゃるだけで、閑散としています。
ともあれ、今年一年、お世話になった関係者の皆様にひと言お礼のメッセージを残して新年を迎えたいという気持ちでおります。
認定訪問の結果を知ることが出来ないまま年を越す事が果たして幸か不幸か、時折、変にネガティブなモードになる僕は、「年内に落ちたとなると最悪の年越しになるから神様が先延ばしにしてくれているのだ」などと考えたりしなくもないですが、まぁそれは来年のお楽しみということですね。

でも、認定訪問までたどり着いたというのは、ひとつの事実ですし、それは正直な気持ちとして、僕の力というより職員の努力の結果ですし、保護者の皆さん、その他関係者の皆さんの支援があってのことだと思っています。
ニュージーランド校も無事オープンまでこぎつけることができ、そちらも少し肩の荷がおりました。

来年は、また新たなスタートです。どんな一年になるのか、本当に楽しみな予感のする年越しですが、ここまできたら、そこそこ不健康であったとしても、とにかく死なないように、周りに「無理だ」と言われてもひるむことなく、ひたすら先生たちの機嫌をとりながら、学校作りを前に進めていきたいと考えています。

昨日は、うちのバスの運転手の篠田君やミント、うちの父なども一緒に餅つきをやりました。僕が小さい頃、祖母が生きていたころは、毎年親戚が集まってやっていたことですが、祖母も亡くなり、叔父も叔母も次々といなくなる中でそういう集まりもありませんでした。
でも、やってみるとなかなか楽しいもので、「日本人で良かった!」みたいな感じでした。(笑)今日は、お世話になった方々にその餅を配って回りました。そんな大晦日でした。
ではでは、みなさん、本当に一年間ありがとうございました。
 また来年も色々お騒がせすることと思いますが、どうぞご指導よろしくお願いいたします。
 良いお年をお迎えください。

園長 渡辺寿之

2015/12/31

メリークリスマス!(というのが今や常識)

メリークリスマス!・・・クリスマスが嬉しくて仕方ない人も、まったく興味がないし、そうやって世間が浮ついているのが気に入らないという人も、今日はそう言わなくてはいけません。言わない人は「偏屈な人だ」と思われてしまいます。
仏教徒であるはずの日本人がいつからかくも気軽に「メリークリスマス!」と言い合うようになったのか、良く考えてみたら不思議で仕方ありません。更にはクリスチャンでない人にも配慮して、今時は「Happy Holiday!」というべきだという意見もあると聞きます。どちらでもいいことです。日本人は「よいお年を」と物静かに言って新年を迎えるのが一番です。
そんなうんちくはさておき、子ども達はさぞ今日の日を楽しみにしていることでしょう。「あっ、そーゆー悪い子の所にはサンタさんはプレゼントを持ってきてくれないからね!」そうやって、神聖なサンタクロースを勝手にかたる親に脅し続けられた日も今日で終わります。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、インターネットのサイトで、今サンタクロースがどこの国にいるかというのをGPSで表示するというのがありますね。これは私が知る限り、ニュージーランドのオークランドから始まります。ニュージーは日本より4時間進んでいるので、今私がこの記事を書いているのは夜の7時半ですが、ニュージーランドはそろそろクリスマスイブがあけることになります。
どこの世界の子どもにも、「願いを叶えてくれる」サンタクロースが心の中にいることは本当にステキなことです。大人になったら願うだけでは何も叶いません。せめて子どもの時代だけでもそういう気持ちに浸らせてあげたいものです。
ところで、先日、シンデル先生、リザ先生、イフィー先生を東京に連れて行きました。マーサのクリスマスコンサートの夕方です。僕は翌日の20日に名古屋で用事があったのでその日の夜一緒に食事をしただけで、すぐに戻らなくてはいけなかったのですが、野水先生がエスコートしてくれて彼女たちは日曜日ディズニーランドに行きました。初めて、海外で過ごすクリスマスということで、特にフィリピン人の二人は敬虔なクリスチャンであることから、クリスマスをどう過ごすかを考えていたようでした。たまたま雑談の中で「日本人はどうクリスマスを過ごすのか」という話をしていたところ、僕がディズニーランドの話をしたらとても目が輝いていたので、連れて行ってあげたいなと思い・・・。
すると、食事のあと、彼女たちをホテルに送り届けると、3人が手書きのメッセージがたくさん書いてあるクリスマースカードをくれたんです。「園長先生、今日はこんなステキなクリスマスプレゼントをありがとうございます、でも、私にとっての今年のクリスマスプレゼントは、もう半年前に届いていて、それはサニーサイドで働くことが出来るようになったことです・・・」3人のメッセージがそれぞれ心に響きました。
3人ともとにかく働き者で、かつ、今の暮らしに対する感謝の気持ちが満ち溢れています。素晴らしい職員にこの園を支えてもらって、僕もステキなクリスマスプレゼントをもらったような気がしています。

2015/12/24

NZ校の開校式が行われました

改めまして、過日の認定訪問については多くの人に励ましの言葉をいただきありがとうございました。結果が出るまではしばらくモヤモヤした感じが続きますが、それでも「これはスタート地点に過ぎない」という思いを新たにしましたので、これまで以上に努力し続けていきたいと思っています。
さて、そのような中、僕は息つく暇もなく、5日に行われたNZ校”Kauri Learners”の開校式にやってきました。もともとは”Sunnyside International New Zealand”としていましたが、やはり現地校である以上、日本の園の名称というよりもこちらの方に馴染みのある名称をと考え、変更することにしました。
 Karui(カウリ)はご存知の方もいるかも知れませんが、Kauri Treeという木の名前で、ニュージーランド原生の樹木です。まっすぐで背が高く、非常に大きく成長することから、子どもが育つイメージにぴったりであったのと、KAURIの頭文字をとって、Kindness, Achievement, Unity, Respect, Identityといった、まるでバカロレアのLearner Profileのような標語を地元の学校が推進しており、幼児教育と、小学校教育との一貫性をもつ意味でも良いのではないかと決まりました。
フェイスブックサイトに写真を何点か載せようと思っていますが、当日は雨男の僕には珍しく、非常に良い天気で、地元の関係者が大勢集まってくれました。ニュージーランドには、「マオリ族」という原住民の方がおり、学校教育では、そのマオリの文化を必ず継承するということで、マオリ語の授業や、マオリ語の表記、マオリの文化体験などが取り入れられています。
その点、今回はニュージーランドの白人文化的なものに加え、マオリと日本文化の要素がミックスした理念をもつ学校になりました。ですので、この施設は地鎮祭(そういうのがこちらにもあるんです)の時から、マオリの洗礼者(神主さんみたいな方)にお祓いをしていただき、また今回も、彼の先導で、全員が施設内を歩いて回り、その際、建物のあらゆる箇所に手で触れて魂を送り込むといったことが行われました。
 日本人としては非常に興味深い行事で、最後はマオリの人たちの歌が披露され、素晴らしい開校式になりました。
 その後、町のフレンチレストランに移動し、日本から駆けつけてくれた私の友人たちが、そこのシェフとコラボレーションする形で、手まり寿司、やきとり、とんこつラーメンなどで地元の方をもてなしました。
皆さんにとても喜んでいただいて、前日から準備をしてくれた友人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。まるでのびっこ祭りのバザーのようでした。
まもなくニュージーランドは夏休みに入ってしまいますので、本格的な始動は1月後半からになるかと思いますが、現在、近畿日本ツーリストとニュージーランド大使館が一緒に、わがKauri Learnersの親子留学プログラムを作成中ですのでぜひ楽しみにしていてください。
ちなみにですが・・・先日認定訪問にいらっしゃった審査官の先生のお一人が、バカロレアのPYPにおけるカリキュラム作成の委員になっている方で、話を聞いたところ、2019年を目処にバカロレアもカリキュラムフレームワークの大幅な改訂を計画しており、どうもそのベースとなるモデルが、ニュージーランドのTe
Whariki(テファリキ)という初等教育プログラム(ニュージーランド文科省が発行しているもの)なんだそうです。
 確かに、私の目から見ていても、ニュージーランドの初等教育の理念は先進的だと思っていましたが、それにバカロレアが目をつけたのは非常に興味深いと共に、何か縁のようなものを感じます。
それがいったいどういうものなのか、僕があれこれ説明するより、実際に来て体験してもらうのが一番ですね。

2015/12/08

ゴールではなく始まり・・・

昨日と、今日の2日間、国際バカロレア機構から、2名の審査官の先生がお越しになり、IBワールドスクール認定の為の視察が行われました。
のびっこ祭りが終わってからは、もうこのことで、僕を含む職員全員、このことばかりが頭にあって、不安と緊張の毎日を過ごしました・・・今はとりあえず終わってホッとしています。
大丈夫なはずだと心の中で言い聞かせつつも、不安な気持ちになるのも仕方ありません。何しろこの3年間、この日に向けて取り組んで来たので。
先生たちは誰も終盤に向けて、ものすごい集中力を見せてくれました。ひょっとしたら僕以上に、先生たちの方が「ここで失敗するわけにはいかない」という気持ちが強かったのかも知れません。
視察は30分刻みで、各担当者との面談や、書類の確認、教室訪問などがあります。評価の対象となるポイントは色々あると思いますが、基本的には「学校全体としてPYPに取り組んでいる様子が見られるのか」ではないかと僕は考えています。
たとえば、園長へのインタビューで「先生たちと十分にコミュニケーションをとっていますか?」と聞かれて「もちろんです」と言ったとしても、一方で、先生たちに今度同じことを聞いたら「まぁ、たまには話しますけど、園長先生とは話しません」となれば、私が話したことは「適当なウソ」にしかなりません。
「保護者にもちゃんと情報提供していますか?」と聞かれてこちらがそのつもりでいても、保護者インタビューで「せいぜい1学期に1回位しか園からは連絡がありません」となればそれでもうThe endなわけです。
つまり、職員インタビューも、保護者インタビューも当然僕は入れてもらえないですし、もう隠せないんですね。「本当に」やっていないと。
 3年の積み重ねです。改めてこの認定校になる難しさを感じています。
審査をしていただいた先生方も本当にハードなスケジュールの中、全てを丁寧にみていただき、今後は膨大な量のレポートを作成してもらってバカロレア本部にあげていただくことになります。先ほど行われた2日目最後のExit
meetingという総括の場では、さすがPYPのプロ!という非常に的確かつ重要な改善ポイントをご教示いただきました。
 仮にこのまま認定校になれたとしても、3年ごとにEvaluation visitといって、やはりPYPとしてやるべきことをやっているかというチェックが入るシステムになっています。今日もご指導いただいたのですが、認定校になることはゴールというより、むしろ「始まり」なんですね。
指摘のあった中でも、授業カリキュラムの作成や、教育実践については「えー!そんな事まで・・・」というような、非常に高いレベルの知識や経験を要するものもあり、実際にそれらは認定校であってもまだ課題として残しているケースが殆どということで、とにかく何よりも大事なことは、全員がその高みに向けてさらに歩み続けるだけの覚悟をもっている様子が見られるかというポイントなんだそうです。
もちろん、審査官の先生には、合否に関わるコメントは一切禁じられているので、それはあと数週間、じっと待つしかありませんが、最後にコメントとして「This is a great school, great staff, great children, great parents, we really like your school」と言ってくださり、それを聞いて、胸がじんと熱くなりました。
今日まで僕のわがままについてきてくれたスタッフ、大切なお子さんを預けて下さった保護者のみなさん、またそれ以外にも多くの方にご協力いただいてここまでくることが出来ました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
しかしながら、これはまだ始まり。これからこのサニーサイドはもっともっと良い学校になっていかなくてはいけないし、その歩みを止めてはいけないと思います。
引き続きご心配をおかけいたしますが、何とぞご指導よろしくお願いいたします。

2015/12/01

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