嬉しい生徒たちの活躍

2022/02/11

三連休、いかがお過ごしでしょうか?実は昨日まで三連休だと知りませんでした。事務の山内さんから「明日は銀行が休みなので振り込みはできません」と言われてそれまで知りませんでした。
思いがけず出来た休みでしたので、色々とたまっているあれこれを済ませようと思っていましたが、殆どテレビをみていて、気づいたら日が暮れていました。
冬季オリンピックで、今日は朝から男子ハーフパイプの決勝、女子スーパー大回転、カーリングと、最近こんなにテレビを観たことがないほど釘付けになっていました。
平野あゆむ君ですか、すごいですね・・・他の選手もそうですが、失敗して落ち方が悪ければ死ぬのではないかというレベルです。大回転というダウンヒルスキーも生身の人間が時速100キロ以上で滑降し、1秒以内の差で争うなんて想像がつきません。カーリングも見出すと途中でやめられなくなりますね。笑

今、サニーサイドではJames Notthinghamさんの指導のもと、チャレンジングラーニングというプロジェクトに取り組んでいます。学校の学びにおいて、また子どもの生活の中で「失敗を恐れずに挑戦するマインドセットを養う」そういう目的で取り組んでいます。
オリンピック選手はすべからくその「挑戦心」を持っています。挑戦心そのものだとも言えると思います。
個人的には今日のスノーボードも良かったですが、フィギュアスケートの羽生君の演技にとても感動しました。以前は、彼に「ゆづ、ゆづ」と群がる女性を多少冷ややかな目で見ていましたが、演技の芸術性については、あくまで素人ながらの見解ですが、ネイサンチェンよりはるかに優れていたし、果敢に4回転半アクセルに挑戦しようとするその心意気にとても感動しました。一度、王者になれば、普通は余計にその次に挑戦するのは勇気がいることだろうと思います。
王者のまま引退すればその方が気楽です。
スノーボードのショーンホワイト選手も、今日は最後にミスをしてメダルなしで終わりましたが、体力の限界を感じつつ、最後ミスをして競技を去るその姿に、切なさを感じると同時に、真のかっこよさを感じたのは私だけはないと思います。

話は変わって、最近は保護者の皆さんにもコロナの暗い話題しかお話し出来ていませんでしたが、ここで明るい話題をひとつ。
サニーサイドの中にも「挑戦心」を持って、学校の中にとどまらず色々なことに取り組んでいる生徒がいます。
昨年夏には、P5の山田はると君が小学生SDGsサミットでプレゼンテーションをし、全国優勝しました。(彼の偉いところはつい先日も私の部屋を訪ねてきて、自分がそれから続けている5Rulesのポスターを作ったのでいくつか貼ってもいいですかと、ちゃんとそれを今でも続けていることです)
先週末にはP3(三年生)の北岡りゅうのすけ君が琵琶湖に生息する外来魚が生態系に悪影響を及ぼしていることについてそれをどうするかという研究発表会に提案者として参加し(周りは大人の研究者ばかりです)、外来魚をただ殺してしまうのではなく、栄養分を抽出してサプリを作ったらどうかという提案発表をしました。
それだけでもすごいですが、彼は2日間他の研究者の発表もすべて聴講して「自分の考えがまだ詰めが甘いところがあった」という振り返りをしていたそうですし、私にも「これからも意見交流が出来る仲間が出来て良かったです」とメッセージをくれました。
同じくP3の岡田あおいちゃんは、読売新聞のエッセイコンクールで、おばあちゃんのことを書いて全国紙に掲載されたそうです。
https://jigyou.yomiuri.co.jp/photo-essay/2022/sho03.html
あおいちゃんは、学習者像にある「振り返りのできる人」というのを身につけていて、このエッセイの中にもおばあちゃんの死を通して自分がどういう考えをもったのかがしっかりと書かれています。
誤解のないように申し上げると、私は、賞を取ったから嬉しいのではありません。他にも生徒の中には色々なことに挑戦している子がたくさんいます。本当にポジティブな生徒が多いのが私の自慢です。
挑戦心、自己効力感、そういったものを育んでいける学校でありたいなといつも思っています。

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