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学校法人渡辺学園 サニーサイドインターナショナルスクール
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Sunny Days

校長研修会 2016年6月30日

 6月最後の日、今日は、岐阜市教育長をされている早川先生のお取り計らいで、岐阜市内の小中学校をお世話されている校長先生方の前で話をさせていただく機会をいただきました。

 僕も、岐阜市の小学校、中学校を卒業した身です。校長先生と言えば、「学校では一番偉い先生」、畏れ多い方々ですが、そういう先生方が70名以上お集まりになる前で、話をするというのはさすがに緊張しました。

 昨夜は、夜中の3時までデニーズで原稿やスライドの用意をしていました。一時間半という時間、バカロレアのフレームワークについてや、世界の教育トレンドについてお話をさせていただきましたが、皆さん真剣に聞いていただきました。

 たかだか、岐阜市の外れで幼稚園の園長をしている僕なんかの話を、こんなに大勢の校長先生方が聞いてくださるなんて・・・普通ではあり得ない話です。とてもスペシャルな機会だったと思います。

 確かに、公立の教育制度は数々の大きな問題を抱えていて、何より、文部科学省という大きな傘の下に属する地方の学校、教育委員会は変えたい、変わりたいと思っても我々私学のように一筋縄ではいかないことばかりだと思います。

 それでも、現場の先生方は、日々朝早くから夜遅くまで教師という大変な仕事に向かい、子ども達の為にどうすればいいのかに頭を悩ませながら一生懸命頑張っていらっしゃる、それは紛れもない現実です。

 

 私学の経営をするにあたっては、いろいろなスタイルを考えることが出来ます。特にバカロレアのような、ある意味特殊な教育内容を取り入れたり、学校名に「インターナショナル」という文言を入れたりする場合は、「地域に開かれた」というより、「クローズドな」スタイルの学校経営を考える人が多いです。

 

 例えば、情報を意図的に外に出さないようにしたり、授業料を高額にすることによって特定の人しか通うことが出来ないようにするなど(つまりはそれを”ブランド”というのかも知れませんが)、あえてそういうスタイルをとる学校経営の「戦略」です。

 

 現に、IBスクールと言えば、年間の授業料は軒並み年間100万〜200万が相場です。東京のIBスクールの経営者がうちの授業料体系を知ると誰もが「そんなに安いの!」と驚きます。恐らくうちは日本初のPYP認定校であると共に、今では日本で一番お得なIBスクールに間違いありません。

 それでも確かに岐阜市内のよその園よりは高い授業料をお願いしているので、その意味で誰でも入ることが出来る料金体系ではないかも知れないけれど、この先も、出来る限りその金銭面のハードルは抑えていきたいというのが僕の経営方針のひとつです。

 善人ぶっているわけではないですし、良い教育にはお金がかかるのも事実です。先生達の給料も上げてあげたいと思っています。授業料をさらに上げる決断を将来するかも知れないし、入園者数を制限しなくてはいけない状況があるかも知れません。

 でもとにかく、そういうお高くとまった感じの学校にはしたくないと、あくまで「フレンドリーな、良い人たちの集まる普通のコミュニティー」でありたいと思っていますし、教育の実践についていえば、やはり地域の学校、教育委員会と出来る限り一体感をもってこの地域の教育に貢献したいという思いでいます。

 

 バカロレアという、新しい教育アプローチ、生徒主体の学び、それらに挑戦していくのであれば、いわば、うちはその切り込み隊長の役回りでいいと思っています。うちが切り込んで、後から来る人が「安全だ」と感じる道を拓く、その後は、更に多くの、有能でハードワーキングな先生方にバックアップいただき、更に歩みを進める、そういう改革の大きな流れを作りたいというのが僕の本音なんです。

 世間からは私学はお金儲けだと言われることもあります。この間、恵比寿に出来たインターは月謝が25万だと聞きましたが、そんなお金を払わないとまともな子どもが育たないというのか、いったい、どういう教育者的モラルでそういう「ゲスな」金額提示が出来るのか、腹立たしくさえ感じます。

 

 今日は、またとない機会でしたので、校長先生達になぜ自分が小学校を始めたのかをお話ししました。そして、自分の意図として、このサニーサイドの生徒主体のモデルが、何か岐阜の多くの子ども達の教育を考えるきっかけになれれば、そういう思いでやっているので、どうか力をかしていただきたいとお願いしました。

 先生方は本当に真剣なまなざしで僕を見て、中にはうんうんとうなづいて下さる先生もいらっしゃいました。

 

 そして先ほど、今日講演会に参加してくださったある校長先生からメールをいただきました。「渡辺先生のチャレンジ精神に圧倒されました。岐阜に新しい教育が生まれつつある空気を感じ、自分にもエネルギーが湧いてきました。」多くのもったいないお言葉をいただきました。

 岐阜はやりますよ、これから。僕はそう思っています。岐阜の先生達が力を合わせれば、よそがあっと驚く教育モデルがきっと出来上がると思います。そういうインスピレーションを感じた今日一日でした。

 

渡辺 寿之(園長)

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